扉に何かぶけて穴を空けてしまい補修の方法で困られている
とのことで、ご依頼を受けました
一番きれいに補修できるのはシートを貼ることですが、同じような素材の
シートを探さなければならず、費用も重みます
こぶしくらいの穴でしたので、リペアをご提案して見た目に違和感のない仕上がりにすることで了承を頂きました
木製 扉の穴補修 施工前
こぶしより一回り大きな穴でした
まずは穴周りのバリ(余計なもの)や浮いている箇所をカットして触っても引っ掛かりが無いように
きれいに穴の周りを整えます
扉の中は空洞なので、木材を加工してバックアップを作ります
以外に難しいのがカンナの使用です。最初の頃は表面凸凹になったりして
まともに使用する事ができませんでした。入り方と重心の掛け方が肝だと思います
バックアップ完了です。なるべくパテを盛る量を少なくしたいので、パテが痩せる事を考慮してバックアップをしっかり作ります。
バックアップの上からパテ(ポリパテ)を打ち、乾燥後にペーパ
(250~350番)使用して平滑を作ります。
塗装をして木目を描き最後に艶を合わせ完了です。
ベースとなる色はガンスプレーで回りよりも明るい色を塗装してます。
木製家具の塗装の難しいところがくすませることです
木目を描きつつ ぼかし筆等でくすませて仕上ています
方向変色(見る角度よって明るさが異なる)をする建材でしたので対策として塗料にパールを混ぜてます
木製 扉の穴補修 施工後
補修した箇所が違和感なくきれい仕上げることができました
このように穴の開いた扉も部分的に補修することが可能です
扉に穴を空けてしまいお困りの方、是非ご相談ください