外壁に張り込む仕上げ用の板材のことをサインディングと言います
デザインが豊富で外壁仕上げの主流となっております
モルタル仕上げに比べて軽量で工事費も抑えられることが特徴です
サインディングは材質によって大きくいくつかに種類が分かれてますが、一般的に住宅の外壁に使用されているのは窯業系(ようぎょう)サインディングになります
高熱処理された繊維質とセメント質の材料を原料として形成されたもの
中でも重要な特徴はその軽さにあります
軽量であることは建物への負荷を減らし、耐震性も向上するとのことです
モルタル仕上げに比べておよそ半分の重さで仕上げることができます
半面、デメリットとして軽量なことから物理的な衝撃にはとても弱く、不具合などから
クラックひび割れなど生じる可能性があります
サインディング補修 施工前
とある住宅の外壁補修になります
サインディングにひび割れや欠けなど損傷が生じた場合はパテで埋め補修するか
部分的な張り替えや塗装が行われますが、費用がかさばる張り替えや塗装よりは
部分的な補修が現実的な選択肢と思われます…
そこで、補習屋の出番となります
サインディング補習 施工後
こういうシボ模様(凸凹の表面)の再現は得意であります
特に決まりもなくランダムで自由度が高い作業となるからです
やり込める作業でもありますが、やりすぎないようにしないと…いつまでもやってしまいます
深くエグレている箇所にはバックアップを詰め込み
損傷箇所をパテで埋め、ブロックを成形してシボ模様を掘り込んでいきます
その後角を削ったり、溝の中をなだらかになるように整えます
下地塗料を塗り、乾燥後に建築用の水性塗料を調色して塗装。
水性塗料は乾燥すると、塗り初めから2段階くらいは暗くなり色濃く感じられるので
調色作業はそこが肝となります。その為見た目よりも明るく調色します
あくまで感覚としてなのですが、見た目の色より明らかに明るい!より
明るい…なくらいがちょうどいい感じがしてます
などと感覚的…ではわからないですね すいません。
最後に艶わせをして完成となります。
ついでにこちらも、さらっとリペア
ご依頼を頂いた業者の方
塗り替え作業中に傷をつけてしまったそうで、仕上がりを確認されホッとされてました。
何よりです。
このような傷でお困りの方
ご相談下さい